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今日のSSはなんだか妙なものが出来上がりました。
破天荒なものを書くほどのテンションはないし。
だからと言って病みきっているものを書くと尚更落ち込みそうだし。
とグダグダしていたらまさかの微裏が出来上がりました。
本当はめいん用の話を書きたかったのですが、どうにもこうにも上手くいかなくて尚更イライラが募るばかり。
いっそのこと全部消して書き直したらすっきりするかな…。


裏表現あり、ご注意ください。
ことの最中に余計な事を考える真田。
要は、三強は三人そろっていなきゃやっていけないって言う話です。

興味のある方は続きからドウゾ。






【三角形】

ふと、事の最中に意識が冷めた。
俺の下では幸村が、実にあられもない格好であられもない声を上げていると言うのに。
だがふと思ったのだ。
幸村は今こうして俺に見せているような姿を、明日は蓮二に見せるのだ、と。
そうしたら、何時もは時を追うごとにのめり込んで行くはずの意識が不意に冷めたのだ。
幸村を喘がせながら俺は考える。
こんな、浮かされた様なとろけた表情を蓮二にも見せるのか。熱に浮かされた吐息で愛を囁くのか。
何故それらを、俺だけに向けてはくれんのだ。
嗚呼いっそ、蓮二など居なければ。
否、それは駄目だ。蓮二がいないのは困る。大体、蓮二がいなければ誰が部の参謀として幸村のサポートをするのだ?蓮二がいなければ誰が俺と幸村のささやかな諍いを治めるのだ?蓮二がいなければ誰が俺や幸村の内面を理解してくれると言うのだ?
…いつのまにか考えに没頭していた俺は。
ドカッと腹を蹴られた衝撃で我に返った。
見れば幸村がじっとこちらを見ている。
幸村の身体の弱点はよく知っていたから、俺が考え事をしていても弱点を攻めていれば幸村の方にそれを見抜くような余裕は無いと思っていたが…甘かった、という事か。
「真田お前…俺が目の前にいて、しかも事の最中ってのに別の人間の事を考えてるだろ」
「いや、そんな事はな…」
「あるね。蓮二の事を考えてるヒマがあったら、もっと俺に熱中しろよ。夢中になれよ。ま、そんなに蓮二を抱きたいってんなら止めないけど」
「待て待て待て!何故にそのような話しが出てくるのだ!?」
幸村は荒い息をつきながらフン、とそっぽを向いた。
だが、今回は俺が全面的に悪い。
愛してやまない幸村と体を重ねているのに、別の事に現を抜かしていたのだから。
「すまん、幸村…」
「…ん。まぁ、真田が蓮二の事を考えちゃう気持ちもわからないでもないし。だけど、俺は真田も蓮二も手放せないし、真田だって俺も蓮二も手放せない。蓮二だってそう。俺達は、綺麗で歪な三角形なんだよ」
わかっている。
俺達は三人、三角形だからこそ幸せなのだ、と。
「そうだな。俺達は三人だからこそ、幸せなのだ」
「ひぁ…っ!?」
突然突き上げてやれば、幸村の口から高い声が漏れる。
今度こそ俺は、幸村との行為に没頭した。
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